伊豆における地形ダイビングのメッカと言えば、西伊豆・雲見。車や電車で日帰りでも行けるし、初心者ダイバーにも安心の設備が整っている。水中洞窟に入れば、そこは光のシャワー降り注ぐ神秘の世界。
西伊豆というと、土肥、堂ヶ島、松崎あたりが温泉地としても名高いが、古くから知られる温泉地の一つに雲見(くもみ)がある。
雲見という美しい名前は、平安時代末期、平治の乱(1160年)で敗れた源頼朝の嫡男・兵衛左頼朝が流刑の地から逃れやってきたこの地で「雲を見て天測した」とされることから名づけられたといわれている。
起伏に富んだ海岸線に開かれた港の背後には、烏帽子岩と呼ばれる、本当に帽子のように小高い岩がそびえ、沖にはその昔、飼っていた牛が海に流されたどり着いたことから名づけられたという「牛着岩(うしつきいわ)」が浮かんでいる。
この大小の岩から成る「牛着岩」は、恰好のダイビングスポットとなっていて、伊豆半島の中でも特異な地形ダイビングが楽しめるのだ。
牛着岩の向こうには晴れた日には富士山も望め、名勝地ともなっている。
By PadiJapan
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